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野外調理【カレーづくり・サバイバルクッキング・ホットドック・デザート】 |
最初の活動は、「野外調理」でした。野外調理実施前の手洗い指導、食器や用具洗いといった衛生面のこと、次に、包丁や鉈の取り扱い方、火床の管理の仕方といった安全面についての説明を行いました。1日目の昼食では「カレー」、夕食では「サバイバルクッキング」、2日目の朝食では「ホットドック・デザート」づくりを体験してもらいました。実際の活動をとおして、鉈や包丁、ダッチオーブン等の道具や用具の取り扱い方を理解でき、野外調理においての指導法を学ぶことができました。 |
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鉈の取り扱いに気を付けて薪を割る参加者 |
協力してカレーづくりをする参加者 |
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ダッチオーブン料理に取り組む参加者 |
ホットドックづくりに挑戦する参加者 |
○ |
参加者の声 |
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・ 火おこしや薪わりなど、初めての体験でした。今後、復習や振返りをしっかり行い、子ども達に指導できるようにしていきたい。
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・ 体験をとおして、気をつける点や安全面について、より考えるようになりました。実際の活動において、これから生かしていきたいと思いました。 |
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講話【体験が人を伸ばす~指導者の役割~】 |
午後からの講話では、当所職員が独立行政法人国立青少年教育振興機構が出しているデータをもとに、青少年の現状からの体験活動の重要性についての説明を行いました。どの参加者も、幼少時代の体験活動(自然体験・友だちとの遊び・地域活動等)が、物事に対する興味・関心、規範意識、職業意識を高めることに気づき、体験活動の重要性について確認することができました。また、指導者として、子ども達の実態を把握することの大切さや活動をさせる意義等、体験活動を行う際に気を付ける点を学ぶことができました。 |
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講話を真剣に聞く参加者 |
自分の考えを発表する参加者 |
○ |
参加者の声 |
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・ 指導者として身に付けなければならない能力を学ぶことができ、今後に活かしていこうと考えました。 |
・ 指導者としての視点や考え方を学ばせていただきました。 |
・ 今後のボランティア活動において、その活動が子ども達に何の意味があるのか、どんな意味があるのかを考えながら活動していきたいと思いました。 |
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演習【集団づくりに生かせるレクリエーション】 |
講話に続いて、「レクリエーション活動」の演習を行いました。この演習は参加者が最も楽しみにしていた研修の一つであり、どの参加者も楽しくレクリエーション活動に取り組む姿が見られました。まず、初めて出会った子ども達と簡単に心を通わせることのできるレクリエーション(拍手ゲーム、こんにちはゲーム、前後左右等)を行いました。初めて顔を合わせた参加者も、この活動を通して、親しくなることができました。次に、学級や集団を一つにする体験活動を行いました。この活動を通して、みんなが楽しい気持ちになれたり、お互いの特徴を見つけたりすることができることを学びました。 |
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レクリエーションを楽しむ参加者 |
体験活動を楽しむ参加者 |
○ |
参加者の声 |
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・ ボランティア活動に参加したときに、学んだレクリエーションを使ってみたいと思います。 |
・ レクリエーションの中にも、教育があることを初めて知りました。 |
・ 今後のボランティア活動において、子ども達にどのような目的を持って、レクリエーション活動を行えばよいかということを、この研修で学ぶことができました。 |
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演習【キャンドルのつどい準備・キャンドルのつどい】 |
午後の最後の活動で、「キャンドルのつどい」の演習を行いました。「キャンドルのつどい」の意義や目的を説明後、参加者全員で役割を分担し、「キャンドルのつどい」のリハーサルを行いました。「キャンドルのつどい」では、火を迎える儀式、レクリエーション、火を送る儀式を行いました。趣向を凝らしたレクリエーションが展開され、大いに盛り上がりました。 |
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火を迎える儀式 |
レクリエーションを楽しむ参加者 |
○ |
参加者の声 |
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・ 初めてキャンドルのつどいをしました。とても感動しました。ぜひ、子ども達にも体験させてみたいです。 |
・ キャンドルのつどいで指導する際の大事な点、役割分担等、大変勉強になりました。ぜひ、実践してみたいと思います。 |
・ レクリエーションを担当しました。自分たちで企画(レクリエーションの内容)してやるという体験は初めてだったので、貴重な体験となりました。 |
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講話・演習【野外活動の実際~ミニオリエンテーリングをとおして~】 |
2日目の最初の活動では、当所職員が「野外活動の実際」の講話・演習を行いました。指導者として、「どのような目的を持たせるのか」「指導内容」等を当施設の活動プログラムにあるミニオリエンテーリングをとおして、考えさせました。参加者は、グループごとに子どもの目線に立って活動を行うことで、様々なことに気付くことができました。活動終了後、グループごとに交流を行い、同じ活動内容であっても、ねらいを変えることによって、同じプログラムであっても、活動方法にちがいがあることに気が付くことができました。また、活動を体験するとしないとでは、子ども達への指導法が変わることを学ぶことができました。 |
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ミニオリエンテーリングに取り組む参加者 |
気が付いたことを発表する参加者 |
○ |
参加者の声 |
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・ 活動を経験することで、指導するときの注意点などに気付くことができました。 |
・ 指導者としての視点や考え方を学ばせていただきました。 |
・ 実際に活動することで気を付ける点や安全面についてより考えるようになり、これからのボランティア活動に生かせると感じました。 |
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演習【活動時における緊急時の対処法】 |
最後の活動は、「活動時における緊急時の対処法」の演習でした。この演習では、けがの状況に応じた応急処置の方法を学びました。まず、体験活動時に起こりうるケガについて、グループごとに交流し発表してもらいました。次に、ロープを使って、「本結び」を習得してもらい、それを使って、三角巾の応急手当(足首の捻挫・ケガ、腕の骨折)を行いました。この演習をとおして、ボランティアであっても、指導者としての立場で活動中の子ども達の様子を見たり、周囲の状況を見たりすることの大切さに気付くことができました。 |
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足首の捻挫の対処法に挑戦する参加者 |
腕の骨折時における対処法 |
○ |
参加者の声 |
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・ 緊急時の対応の演習は、これから応急処置の方法として生かしていけそうで、とても勉強になりました。 |
・ 緊急時には、今日学んだことを、しっかりと思い出して、対応していきたいと思います。 |
・ 活動中のケガの可能性はゼロではありません。そのことを念頭に置き、今日学んだことを、緊急時の対処に活かしたいと思いました。 |
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