事業の報告 平成27年度
  1.家族でスローライフin英彦山 第1回
ねらい
  家族が一緒に農業や調理を体験することにより、伝統的な食文化や地産地消の取り組みを体感するとともに、英彦山地区の自然のすばらしさを体感しながら、ライフスタイルを見直すきっかけにすることをねらいとしています。
期 日  平成27年5月9日(土) ~ 10日(日)

参加者 41名(11家族)

プログラム
第1日目【5月9日(土)】
 時  間 活 動 内 容 
10:30~11:00 であいのつどい(上津野活性化センター)
11:00~11:15 活動1 農業体験をしよう
12:00~14:30 活動2 郷土料理体験をしよう
14:30~15:00 (英彦山青年の家へ移動) 
16:00~19:00 活動3 ダッチオーブン料理をしよう
19:00~20:00 活動4 星空観察をしよう 
20:00~21:00 活動6 ドラム缶風呂体験をしよう 

第2日目【5月10日(日)】
 時  間 活 動 内 容 
 7:30~10:00 活動6 サバイバルクッキングをしよう
10:30~12:30 活動7 ネイチャーアートづくりをしよう
13:00~ 別れのつどい(英彦山青年の家)

具体的な活動
《5月9日(1日目)》

「出会いのつどい」

 参加者は添田町上津野地区にある地域活性化センターに集合し、「出会いのつどい」を行いました。主催者挨拶の後、上津野村づくり推進協議会会長から歓迎の言葉をいただきました。続いて参加家族、職員、ボランティアの順で自己紹介を行いました。
松﨑会長のあいさつの様子・参加者家族の自己紹介の様子
↑松﨑会長のあいさつの様子 ↑参加者家族の自己紹介の様子

活動1 「農業体験をしよう」
  農業体験では、最初に、タマネギの収穫体験をしました。初めてタマネギを収穫する参加者が多かったため、無事にタマネギを引き抜いたときには、歓声が上がっていました。
 次に、参加者は、上津野地区男性部の方々の指導のもと、水田に入り苗を植えました。横一列に並んで、真っ直ぐに張られたロープを目印に、丁寧に植えていきました。始めは泥の感触に戸惑ったり、すき間なく植えられなかったりしましたが、参加者も次第に慣れて、田植えを楽しんでいました。みんなで植えた苗を、秋に収穫する予定です。
タマネギの収穫体験の様子・収穫したタマネギです
↑タマネギの収穫体験の様子  ↑収穫したタマネギです
田植えの仕方を教えてもらいました・一列に並んでまっすぐに植えていきました
 ↑田植えの仕方を教えてもらいました   ↑一列に並んでまっすぐに植えていきました 

活動2 「郷土料理体験をしよう」
 上津野の婦人部のみなさんが何日も前から山に入って収穫した「わらび」「うど」などを使った山菜料理に舌鼓を打ちました。メニューは「ふき、わらびのうま煮」「うどの木の芽和え」「山菜の天ぷら」「セリの白和え」「つくしの卵とじ」「煮物」等で、どれもおいしくいただきました。
メニューを紹介する様子・楽しく食事をする様子
↑メニューを紹介する様子 ↑楽しく食事をする様子

活動3 「ダッチオーブン料理をしよう」
 英彦山青年の家に移動した後は、参加者はキャンプ場でダッチオーブン料理を行いました。各家族で考えたメニューと持参した食材で、調理しました。薪を鉈で割ることからはじめて、ダッチオーブンで調理し、それぞれに工夫した料理を完成させました。
メニューの紹介をしてくださいました!・「心のこもった料理、美味しいね」
↑メニューの紹介をしてくださいました! ↑「心のこもった料理、美味しいね」
無事に火を起こしました・おいしくできあがりました
↑無事に火を起こしました ↑おいしくできあがりました

活動4 「星空観察をしよう」
 星空観察の活動では、青年の家職員が、春の大曲線、春の大三角形などの話をしました。天気がよかったので、参加者は、天体望遠鏡で「木星」と「金星」の観察もしました。普段はなかなか見られない星の様子に驚きの声があがりました。 
木星や金星を観察する参加者の様子
↑木星や金星を観察する参加者の様子

活動5 「ドラム缶風呂体験をしよう」 
 子どもたちはドラム缶風呂に入り、入浴を楽しみました。初めての経験に驚いたり喜んだりする姿が見られました。 
ドラム缶風呂を楽しむ参加者の様子
↑ドラム缶風呂を楽しむ参加者の様子
 
《5月10日(2日目)》
活動6 「サバイバルクッキングをしよう」
 災害時を想定して、「水をできるだけ使わない」「カセットコンロを使う」等、限られた条件で料理を作ることをテーマにしました。参加者は、ビニール袋を利用してのご飯、パスタ、味噌汁等の調理を行いました。お湯がなかなか沸かなかったりご飯が固くなったりするなど、参加者は予想外のことに戸惑いましたが、家族で協力して最後までやり遂げることができました。
米をビニール袋に入れて洗う様子・できあがりに満足した様子の参加者
 ↑米をビニール袋に入れて洗う様子     ↑できあがりに満足した様子の参加者

活動8 「ネイチャーアートづくりをしよう」
 最後の活動は、英彦山の自然の材料を使ったネイチャーアート作りでした。始めに家族で落ち葉や枝などの材料を集めました。普段はなかなか目にしない珍しい形の材料を見つけ、家族で相談しながら作品づくりに取り組みました。完成した作品は、それぞれが豊かな発想で表現された独創的で素晴らしいものでした。 
散策しながら材料を集める様子・親子で作品をつくる様子
↑散策しながら材料を集める様子    ↑親子で作品をつくる様子
 

全体をとおして

 天候に恵まれ、新緑に覆われた英彦山地区で、両日とも予定通りに活動を実施することができました。
  参加者は、豊かな自然の中、田植えなどの農業体験を行い、郷土料理を味わい、上津野地区の方々の温かいおもてなしに触れることができ、大変満足した様子でした。
 また、参加者はサバイバルクッキングやネイチャーアート等の活動をとおして、家族の間で普段できない語らいが生まれ、結びつきが強まったことも成果になりました。
全体の集合写真