福岡教育事務所・社会教育室

事業報告
 平成29年度
管内生涯スポーツ担当者等研修会
 
 期 日  平成29年6月15日(木)
 参加者   37名
 日程
 
(1)開会行事13:20~13:35
(2)説明    13:35~13:55
「福岡県における障がい者スポーツの現状と課題について」
   福岡県障がい者スポーツ協会      主任指導員  山野  明  氏
(3)実践発表  13:55~14:20 
「学校等との連携を図った障がい者スポーツの振興について」

総合型地域スポーツクラブ桜花台クラブ マネジャー  井手  浩  氏
 指導員    岩﨑 満男 氏
             
(4)講話    14:20~15:05
「障がい者スポーツの展望と今後のスポーツ推進関係者の役割」

福岡市立障がい者スポーツセンター   館長     小手川 郁人 氏
(5)実技    15:15~16:30
「やってみよう!障がい者スポーツ!」
福岡県障がい者スポーツ協会       主任指導員    山野  明  氏
総合型地域スポーツクラブ桜花台クラブ  マネジャー  井手  浩  氏
   指導員      岩﨑 満男  氏
福岡市立障がい者スポーツセンター     館 長      小手川 郁人 氏

(6)閉会行事   16:30~16:40

活動の実際
【研修1】〔説明~講話〕
 4名の講師のそれぞれの立場から障がい者スポーツの振興に向けた熱い思いを聞くことができました。山野氏の説明においては、障がい者のスポーツ実施率の低さが示され、障がいのある方が気軽に運動を行うことができる環境づくりの重要性についての話がありました。井手氏、岩﨑氏の実践発表では、学校をはじめ、様々な機関と連携することにより、障がいの有無に関わらずスポーツができる環境が整うことやスポーツをとおして交流が深まることが述べられました。小手川氏の講話においては、「まずは、実際に足を運んで一緒にやってみると、壁をつくっていたのは何だったのかと思えます」など、障がい者スポーツに関する考え方について、数々の示唆がありました。また、指導者としてパラリンピック大会に出場した際の楽しいエピソードなどもあり、受講者の皆さんは、熱中して話を聞かれていました。  
〈本研修会の講師の先生方〉
【研修2】〔実技〕

 車いすバスケットボール、車いすテニス、ボッチャ3種目の中から2種目を選択して実技を行いました。車いすバスケットボールを体験した受講者からは、「障がいの有無に関わらず一緒に楽しめる」「シュートがあんなに難しいとは思わなかった」などの感想がありました。障がい者スポーツの楽しさと難しさを実感することができたようでした。

〈車いすバスケットボール〉

〈ボッチャ〉
 
〈車いすテニス〉
 全体をとおして
本研修会には、管内各市町のスポーツ担当者だけでなく、スポーツ推進委員、総合型地域スポーツクラブ関係者、学校関係者など多様な立場の方々の参加がありました。感想の中には、「障がいのある方が健常者と同じように気軽に参加できる雰囲気をつくっていきたい」「ボッチャは学校でもできそうなので、ぜひやってみたい」などの記述がありました。それぞれの所属での今後の実践につながるきっかけになることを願っています。
 その他
 ※この研修会は、ケーブルステーション福岡で放送されました。