平成29年度
南筑後地区市町公民館職員等研修会
 
 期 日  平成29年5月29日(月)
 参加者   75名
 日程
 
時 程 内容
13:00   受付
13:15   開会行事

13:20
  実践発表
     「人と笑顔とふれあいのまちづくり
         〜広川町牟礼区分館活動の取組を通して〜」
         広川町牟礼区分館 分館長 塩足 有二郎
13:50

15:20
  講話T
     「自治会の可能性と課題」
         北九州市立大学 准教授 森 裕亮
15:35   講話U
     「正しく知ること」
         教育事務所人権・同和教育室 社会教育主事 古賀 郷師
16:35   閉会行事 

 活動の実際
【実践発表】
 広川町は自治公民館活動が活発であり、住民が主体的に参加し、まちづくりに努めている地域である。広川町牟礼区分館では、年間を通して、桜まつり、地区運動会、餅つき等の行事を開催し、小学生から高齢者までが多く参加している。発表者の塩足館長は、『傾聴、受容、信頼』を意識しながら住民とつながりながら事業を推進している。
実践発表の様子 受講者の様子 
参加者の声
館長のリーダーシップが十分発揮されている。地域住民がよりよい町にという意識改善につながっている。
年間を通じて活発な行事開催は大変なエネルギーが必要だと思いますが、地域の一致団結が見えるようです。
 
【講話T】
 「自治会の可能性と課題―それと公民館の可能性と課題」と題しての講話。自治会の課題として、人材の不足が挙げられる。社会の変化によりタテ社会のリクルート制は崩壊しつつある。それは、公民館の運営においても同じ課題がある。今後は、ヨコ型人財づくりとして公民館等を利用して人のつながりを作っていくことが大切である。
森准教授の講話 全体の様子 
参加者の声
副区長をしていますが、日々忙しいことが続きます。区長はもっと忙しい毎日です。協力者、役員になり手がいない。講話を聴いて全く同感でした。
「ヨコ型人財づくり」参考になりました。
タテ型,ハシゴ型を意識しつつ、ヨコ型人材づくりをしていくことが大切だと感じた。

【講話U】 
 平成28年12月に施行された「部落差別の解消の推進に関する法律」の啓発と若年性認知症、同和問題、LGBTといった人権課題に焦点をあて「正しい知識と理解」、「多様性の受容と尊重」の大切さを描いたビデオ作品「光射す方へ」の視聴と参加者の意見交換を行った。  

参加者の声
部落差別の解消の推進に関する法律の啓発も含めて、公民館講座として取り入れていくことは大切である。
私の後輩にも若年性認知症の者がいる。家族の心を開かせることが大変だった。今では、家族会へも参加しているようである。
現代の課題であるLGBTについて学び、正しく知ることを再認識した。
 
 全体をとおして
 今回の研修会は、公民館運営に関わる基礎知識の理解と、それぞれの地域に合った事業等を運営する実践力を養うことを目的としている。先進地の実践、講話を通して、人財づくり、地域づくりの視点を踏まえ、公民館運営の要となる事業づくりなど、今後の活動の参考になったのではないかと考える。