事業報告
 平成28年度
「福岡県プレイリーダー2級研修会(兼)筑豊ブロック少年団体等指導者研修会
(兼)アンビシャス・青年リーダー第1回筑豊地域研修会」

 
 期 日  平成27年6月26日(日)
 参加者   37名
 日程
 
時 程 内容
9:00
受 付
9:40
開会行事
9:50


10:20
研修1(領域T 指導者のあり方)
    「子どもの現状と体験活動の意義」
        講師:福岡県立英彦山青年の家 主任社会教育主事  濱口 雄一
10:30



研修2(領域T 指導者のあり方 ・ 領域V 子どもの体験活動)
    「飯塚市子ども会指導者連絡協議会活動報告」〜子どもの育ちをみつめて〜
        講師:飯塚市子ども会指導者連絡協議会
            氷室敏幸 氏 楢原理香 氏 坂口 淳 氏 緒方十喜子 氏 沖田由香 氏

11:30
 
昼 食 
12:30


13:30
 
研修3(領域U 子どもの安全管理 ・ 領域V 子どもの体験活動)
    「体験活動の危機管理」
        講師:WakuWaku OFFICE あそBe隊 代表 薄井 良文 氏
13:40



 
研修4(領域U 子どもの安全管理 ・ 領域V 子どもの体験活動)
    「アイスブレイクとチームビルディング」
        講師:WakuWaku OFFICE あそBe隊 代表 薄井 良文 氏

15:50
16:00
閉会行事 

※閉会行事終了後、プレイリーダー2級修了証書の交付式を行います。 

 活動の実際
【研修1】
 研修1では、子どもの実態と体験活動の意義について、「青少年の体験活動等に関する実態調査」から具体的なデータを用いて説明がありました。子どもたちの遊びが変化してきている、「3間(さんま):時間、空間、仲間」が大切である等のお話がありました。
 
体験活動の意義について説明をする講師  講師の説明を聞く参加者

参加者の声
「サンマがない」・・・なるほどと思いました。遊び仲間がいない事は淋しい現状だと痛感しました。
現在の子どもの現状を改めて数値で見て、改めて地域の子ども達に活動の場を設け、適切な支援が出来る様に知識を広げて行きたいと思いました。
 
【研修2】
 飯塚市子ども会指導者連絡協議会の方々から、主に平成27年度の飯塚市における子ども会活動についての報告がありました。まず、連絡協議会の会長から協議会の意義について説明があり、カルタ大会・ジュニアリーダー研修・ふるさと事業として実施したウォークラリー・子どもまつりについて、それぞれ報告がありました。
子ども会活動について報告する協議会の方々

参加者の声
ジュニアリーダー研修会にて、子ども達が自主的に他の地区の人と交流しようとした事には正直驚きました。とてもステキな事ですね。
地域活動における問題点は地域コミュニティーで解決する、といった点が印象に残りました。家庭・学校・地域の関わりや協力が必要だということを再確認することができました。

【研修3・4】
 【アイスブレイク】
   「四つの窓」「5人抜きじゃんけん」「お呼び出し」
          ・・・ 集まった人々をお互いに理解するためのアイスブレイクの一例。
 【チームビルディング】
   「カードグルーピング」・・・トランプを使ってのグループ分け
   「チームビルディングゲーム」・・・グループとチームの違い。リーダーシップとフォロワーシップ
 【PTSD予防】
   「デフュージング」・・・会話によるコミュニケーション
    ・「お疲れさん、よく頑張ったな」の声かけとともに、ありのままの気持ちを受け止める。
    ・心配、イライラ、悲観、恐怖、罪悪感、無力感、怒り、黙り込む、目線が合わない・・・チェックする。
    ・シャワーや入浴、マッサージ、軽い食事、読書、音楽を聴いてゆったりする。
 【活動中の事故に対する対応】
   「痛かった自慢」・・・ 誰しも経験するケガの自慢をしあいました。
   「シミュレーション」 ・・・ 足を骨折。指をナタで切った。顔色が悪く倒れこんだ。それぞれの場合で、どう応急処置をするのか、                  チームで考え、実際に実演してみました。
   「搬送法」・・・ 一人で運ぶ。次に二人で運ぶ。そして、たくさんの人数で運ぶ。毛布を利用する。リュックを利用する。
            様々な状況で、ケガ人等を運ぶ方法について学びました。
   “そえぎ”といっても具体的に何を使って“そえぎ”にするのか、雑誌か、薪か、傘か・・・。具体化して考える想像力が大切であることを学びました。また、応急処置の方法は常に新しくなっていくので、新しい情報の入手を心掛けてほしいということも学びました。
アイスブレイクの内容について説明する講師 最後はみんなで歌を歌って終わりました

参加者の声
目立つ子どもだけを見るのではなく、それを支えている子どもまで、きちんと見るということの大切さ、改めて感じさせられました。
アイスブレイクによる仲間作りについてよくわかりました。
とても良かったです。AEDについて思い違いをしていたことに気づきました。危機管理の大切さ、
その場で何をしたらよいか、最善の方法をいつも考えておくことが必要だと感じました。
正しい知識をつねに身に付け、対応するべきだと感じました。その場の状況によって臨機応変に対応しなければならないと感じました。

 全体をとおして
 現在の子どもの実態について、データに基づいた説明にはじまり、地域で子どもを育てる実際の活動についての紹介、そして、アイスブレイクからチームビルディング、応急処置の考え方や意義について実際に参加者が体を動かしながら体験していった研修会でした。
感想では、「子どもへの接し方、考え方が分かってきた。今後の活動の場において今日の気づきも生かしてみたい。」や「若い人にどんどん参加してもらって、いっしょに体験できる場があると広がるかなと思いました。定期的にいろんな団体でもAEDの説明、救急講習を受ける必要があると思いました。」とあり、子ども会指導者だけではなく、青年リーダーや大学生にとっても有意義な研修会となりました。

 活動の様子

「四つの窓」で自己紹介 「お呼び出し」で、その人を知る
伝言ゲームで、仲間づくり 痛かった自慢
“そえぎ”には、何を使う? ひとりで搬送する方法
リュックを利用して搬送 チームで、学んだことをふり返りました