事業報告
 平成28年度
「学校・家庭・地域連携研修会」

 
 期 日  平成28年9月14日(水)
 参加者   59名
 日程
 
時 程 内容
13:45
受 付
14:00
開会行事
14:10




研修1〈説明〉
  「学校・家庭・地域の連携・協働による取組の大切さとは」
           筑豊教育事務所社会教育室  社会教育主事 西嶋 穣

14:30



15:00
研修2〈実践事例発表〉
  「香春町放課後学習活動支援事業『まなびの寺子屋』の取組」
           発表者 香春町教育課係長 緒方 茂行 氏 
           学習支援リーダー 角ア 計介 氏 

 
15:10




研修3〈講話〉
  「学校・家庭・地域の連携・協働を機能させるために必要な視点とは」
           講 師 福岡教育大学教育学部  教授 鈴木 邦治 氏

16:40
16:50
閉会行事 

 活動の実際
【研修1】
 「学校・家庭・地域の連携・協働による取組の大切さとは」と題して、「国の答申、県の教育施策から学校・家庭・地域の連携・協働の内容や方向性」と「桂川町学校支援地域本部の連携・協働の効果」について、筑豊教育事務所社会教育室 社会教育主事より説明がありました。
 
社会教育主事が説明をする様子  国の答申の概要について説明を聞く参加者の様子

【研修2】
 香春町の「まなびの寺子屋」について、その歴史や教育委員会と学習支援リーダー(コーディネーター)、ボランティア(支援員)の役割や地域の人材活用の効果等について実践発表がありました。子ども同士をつなぎつつ、学校を中心に地域づくり人材づくりにつながる取組のひとつである「まなびの寺子屋」の良さが伝わり、学校・家庭・地域連携推進啓発を図ることができる内容でした。
実践事例発表をする緒方氏 実践事例発表をする角ア氏

参加者の声
子ども同士のつながりや地域と学校のつながりが深まって地域ぐるみで子どもを育てる事の大切さを改めて感じました。
町全体、地域全体で子どもを育てている姿が大変よくわかりました。子ども支援に教育委員さんや社会教育委員さんが関わっていることで実態を知り、今後の取組につながることだと思いました。

【研修3】
 研修3は、福岡教育大学の鈴木氏による講話でした。まず研修2の事例のよさを具体的に取り上げ、「まなびの寺子屋」の意味付け・価値付けが行われました。そして、学校・家庭・地域の連携・協働を機能させるために大切なことについて具体的な取組(コミュニティ・スクール)と理論や根拠を関係付けながら話をしていただきました。学校・家庭・地域の方々が、それぞれの立場で「地域ぐるみで子どもを育てよう」という意識と実践意欲の向上を図ることができる内容でした。
連携・協働について講話をする鈴木氏 連携・協働の具体例を聞く参加者の様子

参加者の声
本日の実践事例報告から「学び」について解説していただいたことがわかりやすかったです。ティーチング・アザーズの学習効果等専門的な知識を得ることができました。今、協働(共同)的な学びの大切さ、必要性について考えることができました。
新しい時代になったんだと実感しました。連携・協働の先に将来の社会、町、国があります。そのために今、何ができるのか当事者意識をもつことができました。

 全体をとおして
 参加者の感想に「コミュニティ・スクールではないが、その発想を生かして学校・家庭・地域の連携に生かしていきたいと思います。」「私自身にも何かできることはないか?とあらためて見直してみたいと思います。」という内容がたくさんありました。学校・家庭・地域が連携・協働し、地域ぐるみで子どもを育てることのよさを理解し、それぞれの立場で大切にすることやその体制をつくる視点を学ぶことができた研修でした。本研修を通して、学校・家庭・地域が連携・協働し、地域ぐるみで子どもを育てる意識が向上し、さらに地域の教育力の向上につながる活動の推進の一助となることができました。