事業報告
 平成28年度
「体験活動プログラム研修会・地域活動指導員等研修会(第2回)」

 
 期 日  平成28年10月19日(水)
 参加者   28名
 日程
 
時程 内容
13:20  受 付
13:50  開会行事
14:00

14:50
 研修1〈演習〉
  「人権に配慮した、子どもたちをつなぐ活動の実際 〜活動の実践を通して〜」
      下関市深坂(みさか)自然の森 森の家下関 所 長  井上 桂 氏
15:00

16:30
 研修2〈講話・演習〉
  「状況に応じた体験活動プログラムの企画・立案の方法 〜グループワークを通して〜」
      下関市深坂(みさか)自然の森 森の家下関 所 長  井上 桂 氏
16:40  閉会行事

 活動の実際
【研修1】
 研修1では、人権や子どもたちの状態に応じたアイスブレイクについて、実践を交えて紹介しました。普段の活動に「言葉を使わない」といった条件をつけることで、 耳が聞こえない状態を体感しながらの活動となり、参加対象者への配慮について理解を深めることができました。また、参加対象者がどんな年齢層でも楽しめる活動や、 体は使わなくてもコミュニケーションをとっていく活動などを行いました。
 
    
アイスブレイクについて説明をする講師  話すことができない条件でコミュニケーションをとる参加者

参加者の声
アイスブレイクは、大人でも真剣になってやってしまうので、色々なテーマでやってみたいと思いました。今まで、ハンデのことまで考えていなかったが、伝え方を変えるだけでつながることが出来ると感じられました。
アイスブレイクのアレンジなど、どういう考えで行ったらいいのか、もう1度再確認する事ができました。日常ハンディキャップの事等考える事が少なかったので、改めて考えさせられました。
アイスブレイクを行う際に、何をねらいにするかによってアイスブレイクにどのような新しい要素を入れればよいかがわかりました。
しゃべれない、手を動かせない中でのコミュニケーションの取り方は、一生懸命に訴えたいという気持ちになりました。
 
【研修2】
 研修2では、企画の立て方や変更、アレンジの工夫について、実際の状況と「ねらい」を想定して、企画演習を実施しました。「やり遂げる力をつけさせたい」というねらいを達成するために、 登山をメインの活動にプログラム企画したとき、雨天だから安易に登山を中止するというのではなく、活動をアレンジしたり別メニューを考えたりしておくことが企画をする際に大切であること、 雨天での事前踏査を実施していたのかどうか、想定される状況で準備をしていたかどうかが大切であること等、説明しました。
 次に、「小学6年生」に「達成感や協力することの大切さを身につけさせる」ことをねらいとして、体験活動プログラムを実際に企画し、発表しました。
 
二人で企画を考える様子 参加者が立てた様々な企画
参加者の声
企画など考える時に、大切な事をしっかりと教えていただけたので、今後に役立てたいと思いました。
1つの活動に対し、手段やねらいをしっかり考えていくと、内容がたくさん広がっていくと思いました。
企画する時の留意点、計画性等、いろいろな行事等の計画立案に役立つと思います。また予想外のことも想定しておくことも重要だということを学ばせてもらいました。
体験活動のプログラムを考えるのが大人ながらに楽しかったです。実際の活動の上でもやってみたいと思いました。

 全体を通して
 まずはじめに、アイスブレイクやメインの活動、振り返りなど、ひとつひとつの活動は「アクティビティ」といい、その「アクティビティ」を組み合わせてつくるのが 「プログラム」だということを全体で確認しました。そしてひとつひとつの「アクティビティ」も、つくられた「プログラム」も、「ねらい」が明確になっていることが大切であること、 そのための事前の情報収集や状況に応じた「アクティビティ」及び「プログラム」の立案や変更が重要だということがわかりました。
演習の様子
 
↑役割演技で相手に関わることができる! ↑三人一組での役割演技
 
↑”にんべん”の付く漢字をみんなで考える様子 ↑自分は相手を狙っているのか、誰かに狙われているのか