調査・取材の様子から(Topics掲載分) |
令和4年3月16日(水) 2月22日(火)、久山町教育委員会会議室で学習会を行いました。 参加者は、久山町地域学校協働活動推進員、社会教育担当者、と私(社会教育総合センター社会教育主事)です。今回地域学校協働活動やコミュニティ・スクール(以下「CS」)のそれぞれの特長と一体的推進にむけた学習会を行いました。 久山町地域学校協働本部のみなさんは地域学校協働活動についてはとても詳しく、活動も盛んです。ウォークラリー支援、読み聞かせ、クラブ活動(陶芸クラブ・家庭科クラブ)、家庭科(ミシン)、図工(版画)、丸つけ等の学習支援と、特別支援学級サポートも行っています。 今後はCSを機能させるには、学校と地域の方々がじっくりと話し合って、教育活動に対して目標・ビジョンの共有を確実に行うことが必要です。これらの共有が十分でないと、一方が他方に「お願い」をし、それに対して「支援をする」という貸し借りのような関係になってしまいます。このような「熟議」を通すことで、学校と地域が一体となって子ども達の成長を支える「地域とともにある学校づくり」を実現することができるのです。 そうやって地域学校協働活動とCSの「一体的推進」を図ることで、双方にメリットがうまれてきます。 学校側は、子ども達が地域とつながり人間関係を学べたり、専門性や高い技術を持った人々の協力を得て、質の高い授業をおこなえたりすることができます。また、このことが教職員の働き方改革にもつながります。 地域側は、地域住民一人ひとりの生きがいや自己実現につながるだけでなく、学校を核として、より多くの地域住民どうしのつながりを生むことができます。そして、それにより地域での活動が活発になっていきます。 今後、久山町は令和5年度のCSスタートに向けて、令和4年度からは、CS準備委員会に入り連携していく予定です。(S・H) ※掲載されている写真は全て本人に掲載許可を得ています。 令和3年12月21日(火) 久山町教育委員会会議室で福岡県社会教育主事等研修会のグループ研修として、久山町地域学校協働活本部定例会に、参加させていただきました。 参加者は、久山町地域学校協働活動推進員、社会教育担当者、県内の教育事務所本事業担当社会教育主事と私(社会教育総合センター社会教育主事)です。 まずは協働本部から平成30年度から現在までの久山町での流れと今年度の活動報告がありました。「協働本部は2学期に小学校での読み聞かせ活動、丸つけ、版画指導陶芸や手芸のクラブ活動、持久走大会の練習の見守り等、コロナ禍でなかなか活動ができなくなっていますが出来る範囲で教育活動に携わることができました。」と報告されました。 次に県内の各教育事務所社会教育主事より、「推進員になったきっかけ」や「ボランティアの周知の方法」等、さまざまな質問をさせていただきました。 現在、社会教育主事によるグループ研修では、「地域学校協働活動ってどんなことをしているの?」というコンセプトで、地域の方へ向けたチラシを作成しています。今回は久山の推進員さんたちに、地域の方から見て分かりやすいチラシになっているかどうか、意見をいただきました。 ※掲載されている写真は全て本人に掲載許可を得ています。 令和3年7月19日(月) 7月12日(月)、久山町教育委員会会議室で、第2回久山町地域学校協働活動関係者連絡会を行いました。今回の出席者は、久山中学校、久原小学校、山田小学校の地域連携担当教員の先生方、久山町地域連携協働本部のメンバー、久山町教育委員会社会教育担当職員、教育委員会指導主事、それに、県立社会教育総合センターの主任社会教育主事と私(社会教育主事)です。 連絡会では、まず、1学期の地域学校協働活動の活動報告、行っていきたいこと等を、学校ごとに話しました。コロナ禍でも○つけだけでなく、水泳の見守り、支援学級サポート等を行うことができました。また、2学期以降に協働本部と一緒に行う授業の確認も行いました。また今年度は新たに8名のボランティアを発掘することができたおかげで、活動が豊かになりました。 次に社会教育総合センターの社会教育主事より、「久山町地域学校協働活動」についてのプレゼンを用いて、協働本部の活動の具体的な紹介と、組織的継続的な仕組の構築が今後も必要である話を行いました。 その中で、地域連携担当教員の先生方に協働本部への感想や意見等をお聞きしました。 □久原小学校 阿部先生…「小規模校だからこそ動きやすいフットワークもあります。親身になってもらっています。活動を通してPTAも仲良くなっています。」 □山田小学校 池之上先生…「渡辺さんがいて口頭でも依頼できる関係がありがたいです。できることならば次の世代の協働本部の方を一人ずつでもいたら頼みやすいし、続くのではないかと思います。」 □久山中学校 坂井先生…「部活動の送迎はお世話になっています、人材バンクの充実を感じます。」 最後に今田指導主事からは「令和4年度からCSが動き出せるように整備していきたい。次回の定例会もできるだけ参加します。」と言われています。地域とともにある学校づくりの推進のために今後も連携を図り、試行錯誤していく予定です。(S.H) ※掲載されている写真は全て本人に掲載許可を得ています。 令和3年6月10日(木) 【久山町地域学校協働本部でできること】 5月25日(火)学習会を行いました。 そこでまず確認したこと。 久山町地域学校協働本部は 「自分が地域と学校の橋渡し役になりたい。」「地域の人たちがボランティアでもなんでも何かしたい!と思えば、地域学校協働本部の出番。」と考えています! そこで、「家庭科、平和授業、クラブ活動などで活用できる地域の団体、地域資源、人材の「一覧表」を作成しよう。そのためには『教育課程』をまず学ぼう!」ということになりました。 社会教育主事からは、平成31年3月の全国都道府県教育長協議会における「今後コーディネーターに期待する職務・活動内容と配置により見込まれる成果・効果」で「地域人材の発掘や教育資源の収集・整理」が最も多い。また、「社会に開かれた教育課程」の実現には学校を知り、地域の実情を知るコーディネーターとしての専門的スキルをもっと人材が必須であることを伝えました。 今後は各学校の教育指導計画を活用し、久山町の特色を活かした教育活動にあてはまる地域の団体、地域資源、人材の一覧表を作る計画です。また学校の教育課程に目を向けるため、久山町教育委員会指導主事を含め学校教育と社会教育の連携を図っていく予定です。(S.H) ※掲載されている写真は全て本人に掲載許可を得ています。 令和3年6月3日(木) 良く晴れた4月30日(金)、久山中学校では全校ウォークラリーが行われました。 今回の久山町地域学校協働本部の活動は、久山町役場前、下山田公民館、久山町運動公園等でチェックポイントの支援です。チェックポイントで、スタンプを押し、クイズを出します。 「おはようございまーす。○組△班でーす。」と中学生が挨拶すれば、協働本部のWさんは「はーい、おはようございまーす。じゃあ、問題を解いてわかった班から先に進めまーす。」 次から次にやってくるグループにもWさんとUさんは、どんどん生徒たちに明るく大きな声で話しかけながら、問題を渡していきました。Uさんが「答えがわかったら、先生に言うんよー」と言えば、「はい!!!!よし気合い入れよう!!!」と答える中学生。地域の方と地域の中学生。朝からこんな明るいやりとりができるのも、もう何年も子どもたちのために、協働本部の方々は活動していて、いつも声掛けを忘れない姿があるからだと思われます。 今回、活動の支援を一緒にされた地域の方々に感想です。 「普段家にこもりっきりで人と話す機会がなかったので、とても楽しかったです。」、「子どもも孫もいませんが、このように子どもたちに関われるのは嬉しいです。」と話されました。 また、統括コーディネーターのHさんは、「コーディネーターとしても地域の方と子供たちの関わる場面や感想を聞いて、やりがいを感じているところです。」と話されました。(S.H) ※掲載している写真は全て本人に掲載許可を得ています。 令和3年3月22日(月) コミュニティ・スクールの立ち上げや運営についての話を聞きに、添田町立添田小学校を訪問しました。益田茂校長先生からは、学校教職員がチームとして一体となり、「つながり」を深めるプログラムの導入によって学校・家庭・地域の社会力の向上につながったこと、子どもたちの学力向上にも効果を得たことなど具体的な話を聞くことができました。コミュニティ・スクールが目的を共有し、「つながり」を深めるために機能することで学習支援や学校の環境改善につながっていました。 写真は、学校内に作られた自由スペースです。子どもたちが休み時間に自由に読書することもできる素敵な場所でした。(D.H) 令和3年2月2日(火) 地域と学校の連携・協働推進プロジェクトページを開設しました。 当センターの「地域学校協働活動に関する調査・研究事業」の一環として今後も内容を充実させていきます。動画や資料等を研修に御活用頂く際には、下記までお問合せください。 【問合せ先】 福岡県立社会教育総合センター 研修・情報室 ℡ 092-947-3512 |