英彦山青年の家では、子ども達の宿泊体験等における登山活動を推奨しています。登山は、自然や四季を堪能しながら、心身を鍛えたり、登頂による達成感や仲間との励まし合いによる連帯感を感じたりすることができます。令和元年度も英彦山青年の家での宿泊体験を通して、約5400人もの大勢の子ども達が英彦山登山に挑戦し、見事に登頂を果たしました。登山から戻った子ども達は、とてもさわやかな表情で満ちあふれ、集団としても登山前と比べて行動面での変化を感じとることができます。登山を通して子ども達はどのようなことを感じているのか、今回は体験した子ども達から寄せられた感想の一部を紹介します。

   

 
 小学生
  何度かくじけそうになったけれど、最後まで諦めずに登ることができました。頂上で見た景色は今までで一番きれいでした。遠くの方に自分の住んでいる町が見えてすごかったです。とても達成感を感じました!

 小学生
 初めての登山でした。上を見ると階段が何段も続いたのでとてもきつかったです。でも、友達と励まし合いながら頑張って登りました。下りはロープをつかみながら坂を下りるのが怖かったけれど、ゴールできてとても自信がつきました。「自分もやればできるのだな。」と思いました。また登ってみたいです。

 小学生
  始めは登山をするのが嫌だったけれど、みんなと一緒だから頑張れました。途中で友達が「大丈夫?」と声をかけてくれたり、頂上で先生や友達が「よく頑張ったね。」と言ってくれたりして、とても嬉しかったです。頂上から見た景色がとてもきれいでした。

 小学生
  登山はとてもきつかったけれど、いい思い出になりました。登っている途中で青年の家が見え、「こんなに高いところまで登ってきたのだな。」と嬉しくなりました。下山の時、急な坂を転ばないように木から木へ移っていくのが今まで体験したことがなくて、とても楽しかったです。

 小学生
   初めて登山をしたけれど、とてもおもしろかったです。途中で見たこともない植物やきのこがあってビ
 ックリしました。名前を調べてみたいです。きつかったけれど、頂上に着いた時にとてもさわやかな気
 持ちになりました。

 小学生
  とてもきつかったので、頂上についた時に思わず「やったー。」と叫びました。めちゃくちゃ嬉しかったです。頂上で食べたお弁当の味が忘れられません。「全員が頂上まで頑張る。」という目標も達成できてよかったです。

 小学生
 自分も友達もきつかったけれど、頂上までがんばって登ったと思います。みんなの気持ちが1つになった気がしました。頂上で「イエ~イ。」と言いながらハイタッチをしたのが楽しかったです。ゴールした時にものすごく達成感を感じました。



 
 中学生
  急な坂道が多く、途中で滑ったりしたけれど、班で協力しながら頂上までたどり着くことができてよかったです。頂上でみんなとお弁当を食べたり、景色を眺めたりして楽しかったです。英彦山の自然の美しさに圧倒されました。

 中学生
  初めての登山で緊張しました。そして、途中で限界をむかえ止まってしまいました。でも友達や先生が「頑張れ」と応援してくれたおかげで、英彦山の頂上までたどり着くことができました。登山を通して「協
力が大切」ということを学びました。とても楽しい体験でした。

 中学生
  登山が初めてだったので最初は怖かったし、きつかったです。でもみんなで協力し、頂上まで登れて、とても嬉しかったです。坂が急で少し怖かったけれど、登山中はとても時間がゆっくり流れているようで、友達と一緒にいる時間が楽しく思えました。前より仲良くなることができました。

 中学生
  最初は登るのが嫌だったけれど、登ってみると友達と話をすることが増えたり、応援の声をかけ合ったりしていて、みんなが仲良くなれたと思います。頂上に着いた時はとても達成感がありました。景色がきれいで、「登ったかいがあったな。」と思いました。

 中学生
  体力がないのですぐにきつくなりましたが、頂上まで登った時の達成感がすごくて、また下っていく勇気が出ました。下りはとてもスピードが出たので、みんなで騒ぎながら下りました。途中で、登山客が励ましてくれて嬉しかったです。登山をしてよかったです。

 中学生
  最初は楽だったけど、上に行くにつれ道が険しくなり、どんどん疲れが出てきました。その分、頂上についた時はとても達成感があり、心がすっきりしました。頂上から見た景色は、今まで見た景色の中で一番きれいでした。とても貴重な体験ができました。

 中学生
  普段あまり運動をしていなかったのでとてもきつかったけれど、頂上できれいな景色を見ながらみんなとお弁当を食べて楽しむことができました。登山中は、風が吹いていたのでとても涼しくて気持ちよかったです。また登りたいと思いました。



 
 高校生
 普段の生活とは違って、仲間とより一層協力することの大切さを感じることができました。険しい英彦山を仲間と共に登りきることができて、いい思い出になりました。登るうちに霧が濃くなり、高い木も増え、「とても美しい景色だな。」と思いました。

 高校生
 自分は体力に自信があったけど、相当きつかったです。途中で、みんなとたくさん声をかけ合い、励まし合いながら頑張りました。頂上で、みんなで食べた昼ごはんはとてもおいしかったです。登山を通してみんなとの絆が一層深まった気がします。登山で得たみんなとの絆を学校生活でも生かしていきたいです。

 高校生
 最初はみんなで話したり、歌ったりして楽しかったけど、だんだん疲れてきて、最後はへとへとでした。途中から遅れてしまいそうになったけど、みんなが声をかけてくれたり、励ましたりしてくれて、最後まで登ることができました。クラスの仲もよくなったので、よかったです。

 高校生
 最初は班の人と登山をするのがとても不安でした。しかし、登り始めると班の人からは「楽しいね。」「頑張ろう。」などのプラスの言葉が出て、不安な気持ちから安心に変わりました。最後まで楽しく登ることができました。「友達の存在は偉大だな。」と思いました。

 高校生
 班の中には登るのが速い人、遅い人、様々な人がいましたが、得意な人は登山の苦手な仲間のバッグを持ち、協力して登ることができました。みんなで協力して登った英彦山で食べたお弁当はとてもおいしかったです。登った時の達成感は、「登った人にしかわからないな。」と思いました。

 高校生
  英彦山登山に挑戦してみて、「あきらめない」ということが一番大切だと思いました。チェックポイントごとに早く行った人が「お疲れ様!」と声かけをしてくれて心強かったし、温かい気持ちになりました。下りは友達とノリノリで下り、楽しかったです。登山を通して忍耐力を身につけることができました。

 高校生
  登山をする前はとてもきついと聞いていましたが、体験してみると想像の1万倍も楽しかったです。地上にはないおもしろい植物がとても多くて、登山に興味をもつことができました。また、機会があったらぜひ登りたいです。

 高校生
 英彦山登山をして、お互いに声をかけ合ったり、手を引きあったりなど、「当たり前のことが大切なんだ。」と改めて感じることができました。英彦山登山を通して、仲間と協力する力や団結力を得ることができました。

 高校生
 何度も挫折しそうになったけれど、頑張っている周りの友達を見て元気づけられ、頑張りぬくことができました。一緒に山道を登った友達がいなかったら私は絶対に頂上まで行ったり、下山したりすることができなかったと思います。友達の大切さを改めて実感することができました。