(平成23年度)
  8.英彦山紅葉トレッキングT  U
○ 期 日
 平成23年11月6日(日)

○ 参加者
 登山コース:45名    植物にふれる散策コース:12名

○  事業目的及び内容
   「英彦山紅葉トレッキングT」は英彦山の美しい紅葉の中で、登山や散策をとおして心身のリフレッシュを図り、同時に健康増進の運動への意欲を高めることを目的とした事業です。
登山コース
 前日からの雨で、当日の登山コースは雨天プログラムへ変更となりました。午前中は、講師の先生方から実技「ロープワーク」や、講話「英彦山の植物」を行っていただきました。
〔ロープワーク実技講習〕
 日本体育協会公認山岳上級コーチ 園川 陽造 氏に、登山中の事故発生時などに活用できるものから日常生活で使えるものまで、ロープワークを楽しく教えていただきました。参加者の皆さんは、友人や家族で一生懸命ロープワークに挑戦されていました。
実技「ロープワーク」の様子 皆さん、真剣に取り組んでいました!
〔講話 英彦山の植物〕
  添田町観光ガイドボランティア 植田 周平 氏に英彦山の植物について、お話していただきました。スライドショーで映し出される英彦山に自生する有名な植物や、珍しい植物に、皆さん興味津々のご様子でした。登山予定だった裏英彦山コースの植物や景色の写真なども同時に見せていただき、参加者からは「次回は是非登りたい!直に見てみたい!」という声を聞くことができました。
「英彦山の植物」について講話していただきました!
 
  〔散策 奉幣殿周辺〕
 午後からは、希望者を募って奉幣殿周辺・九州大学生物学実験所(旧座主庭園)まで、散策へ出かけました。小雨の降る中、添田町観光ガイドボランティア 植田 周平 氏に名所や史跡等の説明を受けながら、3時間ほどの散策を楽しみました。特に九州大学の生物学実験所の敷地は、普段立ち入りができない場所なので、参加者の方々から「良い思い出になった。」といった声が聞けました。
雨の旧座主庭園、立派な石段が続きます。 九州大学生物学実験所です。
風情あふれる雨に濡れた紅葉 旧政所坊庭園の紅葉の様子
 
 
  ≪参加者の声≫
  ・ 鷹巣山の縦走が出来ず残念でしたが、別の意味で楽しい想い出が出来てよかったと思います。
・ ロープワークは、大変ためになりました。今後、登山するときは持参します。
・ 今日、教えていただいた植物を探しにいきたいので、また参加したいです。
・ 日頃、観られない九大の施設を見学させていただいて、とても良かったです。
植物にふれる散策コース
   午前中、福岡県環境教育アドバイザー 熊谷 信孝 氏より、「紅葉の仕組み」についてお話していただきました。毎年何気なく見ている紅葉ですが、参加者の皆さんは講話を聞いて、紅葉景色の新しい楽しみ方につながったようです。
 午後は、高住神社方面へ散策に出かけました。道中、様々な植物の説明を受けたり、直に植物にふれたりしたことで、参加者の皆さんには新たな発見がたくさんあったようです。自然豊かな英彦山ならではの体験活動になったのではないでしょうか。雨天のため、コースが短縮されたプログラムとなりましたが、参加者の皆さんには大変満足いただけた様子でした。
 
スキー場の上にある自然林の説明 バードラインの入口付近の苔の
鑑賞の様子
 高住神社はイチョウの絨毯が
できていました!
  ≪参加者の声≫
  ・ 毎年、何気なく紅葉を見ていましたが、紅葉の仕組みを学習し、更に楽しく見る喜びを感じました。
・ 雨で計画縮小のようでしたが、十分楽しむことができました。
・ 天候には恵まれませんでしたが、紅葉のお話や、新しい植物の名前など、とても勉強になりました。

○ 全体をとおして
 当日は天候に恵まれず、予定していた登山の中止や散策のコース縮小など、雨天プログラムに変更となりました。
この英彦山紅葉トレッキングでは、山口県・熊本県などの遠方から参加される方や、毎年楽しみに参加されている方もおられ、登山中止になってしまい、とても残念そうにされていました。しかし、講師の先生方に実技指導をしていただいたり、講話を聞かせていただいたりと、普段ではなかなかできない体験をすることができ、晴天の登山や散策とは違った楽しさを感じていただけた様子でした。
特に、ロープワークや植物について学習したことによって、今後、登山や散策での安全面に対しての意識や、環境の大切さ、山歩きの楽しみ方などの幅が広がったのではないでしょうか。