(平成23年度)
  14.ひこさん里山ファミリー体験(第2回)   第1回  第3回
○ 期 日
   〔第2回〕 平成23年9月23日(金)・24日(土)

○ 参加者
 11家族(35名)

○ 事業内容
 第2回目は、11家族35名で活動しました。前回田植えをした「添田町上津野地区」に集合して「出会いのつどい」を行い、久しぶりに第1回の参加家族と再会しました。 
 今回の稲刈りでは、最初にコンバインによる現在の稲刈りを見学しました。その後、参加者は、講師の話を聞いた後、鎌で稲を刈り取る体験を行い、「収穫の喜び」を味わうことができたようです。
 また、稲刈り終了後には、「千歯こき」使って、脱穀体験も行いました。
 昼食は、地元の「上津野村づくり協議会」のボランティアの方々による炊き出しを行ってもらい、新米と山菜料理をいただきました。また、地元の方々との交流も深めました。
 午後からは、豊前面伝統工芸士の篠ア臣秀氏から地元のお土産で有名な「英彦山がらがら」と「七福神」の作り方を指導していただきました。参加者は家に飾る縁起ものということもあって、大人も子供も夢中になって一生懸命に取り組んでいました。
 2日目は、竹飯づくりに挑戦しました。竹飯が出来上がるまでの時間を利用して、竹箸と竹茶碗づくりも行い、慣れないのこぎりやナタを使って家族で協力しながら個性ある箸や茶碗が完成しました。竹飯については、「風味が良い」「おいしい」などの感想を述べていました。
 最後の「別れのつどい」では、次回の活動内容として、今回収穫したお米を食べることと「英彦山がらがら」に色付けすることを告げて解散しました。参加家族のみなさんとの次回の再会が楽しみです。
○ 参加者の声
 (稲刈り体験)
  ・自分たちが植えた苗が立派に育っていたのでよかったです。
  ・鎌を使っての稲刈りや脱穀体験など貴重な体験ができて、うれしかったです。
  ・植えたものが収穫でき、楽しかったです。
 (英彦山がらがら作り)
  ・簡単そうで難しかったです。
  ・親よりも子供のほうが上手にできていたので、たのもしかったです。
  ・12月には焼き上がり、色付けができるので楽しみです。
 
(竹飯作り)
  ・竹を使ってご飯を炊いたり、箸や茶碗を作ったり楽しい体験ができました。
  ・野外炊飯は苦手で心配していたのですが、とてもおいしい竹飯ができたので良かったです。
  ・食器作りと食事作りの両方が楽しめて良かったです。
(野外調理)
○ 全体をとおして
 台風に伴う天候が大変気がかりでしたが、各プログラムも問題なく実施することができました。
 第1回の田植え後の稲の成長に驚くとともに収穫する喜びも同時に味わいました。参加者の皆さんは、稲刈りに対する意欲がとても高く、稲刈りは予定の時間よりも早く終了しました。稲刈り後の脱穀体験では、江戸時代中期以降に広まったの脱穀器のひとつであった「千歯こき」を使いましたが、時間や労力を使うため、現代の機械化された稲刈りや脱穀の効率の良さと昔の稲刈りの大変さを体感することができました。
 「英彦山がらがら」「七福神」作りでは、講師のお手本をしっかりと見てから行いましたが、思っていた以上に難しかったようです。
 2日目の竹飯づくりでは、美味しい竹飯を炊くことができ、食べ残しがほとんどありませんでした。
 参加者は今回の体験をとおして、「収穫の喜び」や「食」について考える機会となったと思います。
○ 活動写真
↑ 農業指導者による刈り方のお手本   ↑稲刈り開始! ↑お父さんも頑張っています
↑脱穀準備だ ↑お父さんと一緒に脱穀体験中 ↑家族で頑張るぞ!
↑僕の脱穀を見てください       ひと汗かいた後の食事は最高!  ↑篠ア先生の実演を見学
↑みんな一生懸命に取り組んでいます  ↑2日目の竹飯づくりです  ↑お母さんと一緒に頑張っています
 ↑箸、茶碗、箸入れをつくりました   ↑家族の協力でバッチリできました!  ↑竹飯をいただきまーす  
 最後に記念撮影