「ひこさん環境調査隊」は環境学習をテーマとした2泊3日のキャンプ企画です。主な活動の舞台は北九州市にある藍島と曽根干潟です。この藍島や曽根干潟には個体数の減少が懸念されているスナメリやカブトガニなどの希少種をはじめ、実に様々な生き物たちが生息しています。今回の企画は、これらの生き物たちと出会い、またこれらの生き物たちを育んでいる豊かな自然との触れ合いを通して、自然環境への理解を図るとともに、自然環境への関心を高めることをねらいとして実施しました。
10月9日 1日目 活動@海岸散策
藍島の千畳敷海岸で散策を行いました。藍島千畳敷は大潮の干潮時に広大な岩場が現れるとても美しい海岸です。海岸に生息している生き物や貝殻、化石などいろいろなものを収集しました。
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↑海岸散策の様子 |
↑生き物や貝殻などを探す
子どもたち |
↑「貝の化石を見つけたよ。」 |
↑「たくさん友達が
できました。」 |
●10月9日 1日目 活動Aスナメリウォッチング事前学習
翌日のスナメリウォッチングに向けて、スナメリのことを知るために事前学習を行いました。藍島小学校内の掲示物や展示物を見学したり、スライドを見たりしてスナメリの生態やスナメリが減少している原因について勉強しました。スナメリウォッチングへの意欲が高まりました。
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↑スナメリウォッチング
事前学習の様子 |
↑藍島小学校の環境に関する
掲示物を見せていただきました。 |
●10月10日 2日目 活動Bスナメリウォッチング
藍島・若松近海でスナメリウォッチングを行いました。当日は、波が高いなど条件に恵まれず、残念ながらスナメリに会うことはできませんでしたが、漁船に初めて乗る子も多く、漁船クルージングを楽しみました。
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↑「スナメリウォッチングに
行ってきまーす。」 |
↑スナメリウォッチングの
様子 |
↑「波が少し高いけど、
風がとっても
気持ちいいよ。」 |
↑きれいな海をバックに、
「はい、チーズ!」 |
10月10日 2日目 活動C干潟生物調査
北九州市小倉南区の曽根干潟で生物調査を行いました。日本カブトガニを守る会福岡支部の方々にご指導いただきながら、絶滅危惧種であるカブトガニやハクセンシオマネキをはじめ、干潟に生息する多くの生き物たちと触れ合うことができました。曽根干潟の自然の豊かさを実感しました。
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↑干潟に生息する生き物を
探す子どもたち |
↑望遠鏡をのぞいて
野鳥を観察 |
↑「ヤマトオサガニを
見つけたよ!」 |
↑「カブトガニの赤ちゃん
かわいいいね。」 |
10月11日 最終日 活動D布絵シアター
北九州インタープリテーション研究会の方々による布絵シアターを観ました。曽根干潟の生き物たちの様子が四季を通じて変わることや、海と川、山はつながりが深いことなどを知ることができました。途中、子どもたちが野鳥に扮したり、山伏が登場したりして楽しみながら学ぶことができました。
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↑布絵シアターの様子 |
↑子どもたちも様々な
格好をして劇に出演 |
↑「ズグロカモメは中国から
曽根干潟へと
渡ってきます。」 |
↑英彦山名物の
山伏も登場し、
大変盛り上がりました。 |
10月11日 最終日 活動E思い出のクラフト作り
藍島の千畳敷海岸で収集した貝殻や石、英彦山の枝や木の実などを使って、海と山の思い出を収めたクラフト作りを行いました。3日間の活動を思い出しながら、自然、そして生き物たちとの触れ合いから感じたことを作品に表現しました。3日間の最後の活動、友達との思い出話にも花が咲いていたようです。
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↑思い出の
クラフト作りの様子 |
↑講師の先生にアドバイスしていただきました。 |
↑熱心に作業する
子どもたち |
↑できあがった作品の数々 |
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