参加者 |
52名 |
事業内容 |
「青年リーダー・ボランティア研修」は、高校生をのぞく18歳以上のボランティアに興味のある方を対象に行っています。この研修では、体験活動を行うための指導技術を高めることや体験活動を行う時の支援の方法を知ることを目的にしています。さらにボランティア活動に関する基本的な知識を身につけることを目指しています。
今回の研修Tでは、「野外活動のリスクマネジメント」という演題で、福岡県キャンプ協会の近藤進氏に講義していただき、野外活動における安全管理の基本的な考え方について指導していただきました。また、研修Uでは、引き続き近藤進先生に野外調理における安全管理と指導法について指導していただきました。研修Vでは、諫早市こどもの城・専門員の野中邦浩氏をお招きしました。「英彦山のフィールドを生かした体験活動」を行う予定でしたが、雨天のため室内で「ASEの体験活動」を指導していただきました。
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1日目 ・研修T「野外活動におけるリスクマネジメント」 |
近藤進氏に、野外活動をする上での留意点などをご自分の経験を交えてお話していただきました。(写真@)また、グループで個人の経験や講義で学んだことから考えられるリスクマネジメントについてKJ法を用いて活動を行いました。(写真A)野外活動の安全管理について新たな視点から振り返ることができ、知識を深めることができました。 |
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@近藤進氏による安全管理についての講義 |
Aグループで安全管理についての確認 |
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・研修U「野外調理の安全管理」 |
近藤進氏から野外調理を行う上での安全管理の視点や基本的な技術指導を受け、調理を実践しました。(写真B)役割分担の重要性、ナタを使うときの留意点、火の付け方、環境に視点を当てた調理法等、参加者が指導に生かせる内容でした。(写真C) |
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B近藤進氏による調理の安全管理実習 |
C調理実習を行う参加者 |
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2日目 ・研修V「ASEの体験活動」 |
雨天のため室内での活動に変更しました。体験活動を行う上でのプログラムの組み立て方、指導や言葉がけの方法、レクリエーションの行い方などを野中邦浩氏に実践を交えて指導していただきました。(写真D)参加者は、実際に自分たちが体験することをとおしてレクリエーションの流れを確認したり雰囲気の作り方を学んだりしました。(写真EFG)
安全管理面では、人的・環境的要因などを含めて活動を中止する決断力を持つことの重要性を強調されていました。
参加者は仲間との交流を味わうことができ、有意義な時間になりました。
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D野中邦浩氏による実習風景 |
Eレクリーエーションの体験活動 |
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Fグループでのコミュニケーション活動 |
Gグループでの課題解決活動 |
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参加者の声 |
見えない部分に危険性があるため、準備をしっかり行うことが大事だと知りました。
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KJ法でハザードや対策を書くことによってディスカッションしたので理解できました。
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実際の事故をスライドや実物を見ることでどういうことが危険なのか実感できました。
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活動にはリスクが生じるので、管理は重要だと学びました。
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役割分担してコミュニケーションをとりながら、活動を行うことを学びました。 |
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危険と隣り合わせのハザードを下げようとする観察力が身につきました。 |
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悪天候の場合の中断する判断と決断について理解しました。 |
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包丁を運ぶだけでもリスクを感じ、運び方や置き方などのハザードを考える力が高まりました。 |
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アイスブレイクの流れや雰囲気の作り方を学びました。 |
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将来保育や教育関係に進みたいので役に立ちました。 |
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指導者のさりげない言葉がけで課題を楽しく解決できることを学びました。 |
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心の安全についての大切さを学びました。 |
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結果を重視するのではなく、経過が大事であることを知りました。
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全体をとおして |
今年度の研修では、野外活動の安全管理についての考え方や指導方法など、学習した後に実践しました。実践後の振り返りをグループで行うことによって理解が深まったようでした。また、体験活動で参加者の皆さんは、とても生き生きと活動をしていました。1日目の夜に情報交換会を行ったこともあり、他地域・異年齢の方とも交流を図ることができ、参加者は満足していました。大変充実した2日間となりました。
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